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評価基準(ルーブリック)
レベルC | レベルB | レベルA | レベルA+ | レベルA++ | |
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1.自己の立ち位置を知る能力 | 倫理観や科学的知見にやや不足が有り,自己の位置・使命についての意識も薄い。 | 倫理観や科学的知見はある程度持っているが,自己の位置や使命についての意識がやや薄い。 | 倫理観と科学的知見に基づく視野から自己の位置や使命をある程度把握できている。 | 倫理観と科学的知見に基づく視野から自己の位置や使命を把握できている。 | 高度な倫理観と科学的知見に基づく広く深い視野から自己の位置や使命を把握できている。 |
2.自己を知り,自己を鍛える能力 | 自己の能力への自覚が弱く,将来の目標が立っていないため,自己を向上させる意欲も薄い。 | 自己の能力への自覚がやや弱く,将来の目標がぼんやりしているため,自己を向上させる意欲は有るが,それを十分に発揮できていない。 | 自己の能力を自分なりに認識し,将来の目標を持って,目標実現に向けてある程度努力することができている。 | 自己の能力を認識し,将来の目標を明確化して,目標実現に向けて努力することができている。 | 自己の能力を客観的に認識し,将来の目標を明確化して,目標実現に向けて十分に努力することができている。 |
3.考え・価値観を表現する能力 | 自身の考えや価値観を表現する力が不十分である。 | 自身の考えや価値観を表現する力がある。 | 自身の考えや価値観を表現し,他者に伝える力がある。 | 自身の考えや価値観を論理的に構成して表現し,他者に伝える力がある。 | 自身の考えや価値観を論理的に構成して明確に表現し,的確に他者に伝える力がある。 |
4.世界とつながる能力 | 自身の持つ文化への関心が薄く,異文化を理解し,異文化の人々と共生・共存することの必要性も感じていない。 | 自身の持つ文化への関心をある程度持っているが,異文化を理解し,異文化の人々と共生・共存することへの関心がやや薄い。 | 自身の持つ文化への関心を持つとともに異文化を理解し,異文化の人々と共生・共存することに関心を持っている。 | 自身の持つ文化への関心を持つとともに異文化を理解し,異文化の人々と共生・共存する意欲をもっている。 | 自身の持つ文化を理解するとともに異文化を理解し,異文化の人々と共生・共存する能力を持っている。 |
5.未来の課題に取り組む能力※ | 未来の世界への関心が薄く,未来の課題に取り組んでいく必要性も感じていない。 | ある特定の観点から未来を予測し,未来の課題に取り組む必要性をある程度感じている。 | ある特定の観点から未来を予測し,未来の課題に取り組んでいく意欲をもっている。 | 広い視野から総合的に未来を予測し,未来の課題に取り組んでいく意欲をもっている。 | 広い視野から総合的に未来を予測し,未来の課題に取り組んでいく能力をもっている。 |
6.新しい社会を生きる能力※ | 変化する新しい社会や技術への関心が薄く,新しい情報や技術を習得したり,それらを駆使して社会的課題を解決する必要性も感じていない。 | 変化する新しい社会や技術へのある程度の関心を持っているが,新しい情報や技術を習得したり,それらを駆使して社会的課題を解決することへの関心がやや薄い。 | 変化する新しい社会や技術への関心を持つとともに,新しい情報や技術を習得したり,それらを駆使して社会的課題を解決することに関心を持っている。 | 変化する新しい社会や技術について関心と基本的な理解を持つとともに,新しい情報や技術を習得したり,それらを駆使して社会的課題を解決することに意欲を持っている。 | 変化する新しい社会や技術への理解を持っており,新しい情報や技術を習得したり,それらを駆使して社会的課題を解決する能力を持っている。 |
※はEまたはFの視点で評価します。レポートにはEまたはFのいずれかの視点が含まれている必要があります。
※※高大接続の観点から、すべての項目について大学生と同じ基準で評価されます(高校生基準ではありません)。
評価基準(ルーブリック《詳細版》)
レベルC | レベルB | レベルA | レベルA+ | レベルA++ | |
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不合格(一つでも該当した場合,要再提出) | 合格 | 執筆の際の目標 | |||
1.自己の立ち位置を知る能力 | 自分の置かれている状況を漠然と把握するに留まり,レポート課題を受動的にしか考えられていない。「高校での学び」レポートにおいては,テスト勉強など高校生であれば普通に取り組むことを課題(問題点)としている。「大学での学び」レポートにおいては,個別プログラムの内容に則した課題を考えられていない。レポートに課題がない | 自分の置かれている状況を正しくとらえようと努力しており,自分が何をすべきかを自ら考えようとしているが,レポートで設定した課題(問題点)が身近なものに留まっている | 自分の置かれている状況を正しくとらえ,自分が何をすべきかを自ら進んでつかみ取り,それをもとにレポートで課題(問題点)を設定できている | 鋭い倫理感もしくは科学的知見にもとづいて自分の置かれている状況をとらえ,自分がそのなかで何をすべきかを自ら進んでつかみ取り,それをもとにレポートで課題(問題点)を設定できている | 鋭い倫理感と科学的知見にもとづいて自分の置かれている状況をとらえ,自分がそのなかで何をすべきかを自ら進んでつかみ取り,それをもとにレポートで課題(問題点)を設定できている |
2.自己を知り,自己を鍛える能力 | 自分の限界を知ろうとする努力や工夫が見られず,すでにできる/知っていることの範囲のなかで考え行動している。あるいは他人の助言の受け売りで行動している | 自分の限界を知り,その限界を乗り越えようと努力と工夫を重ねている。ただし,簡単にできる/知ることができる範囲にとどまっている | 自分の限界を知り,その限界を乗り越えようと努力と工夫を重ねている | 自分の限界を知り,その限界を乗り越えようと,未知の状況に自分自身を置き,自己を高みへと引き上げようと努めている。「高校での学び」レポートにおいては,「活動に取り組む中で「どう成長できたか」」について,あらためて自分の強みや限界を把握するなど,丁寧な振り返りができており,今後の成長につなげる力がある | 自分の限界を知り,その限界を乗り越えようと,未知の状況に自分自身を置き,自己を高みへと引き上げている |
3.考え・価値観を表現する能力 | 課題(問題点)を書く努力の跡は見られるが,読み手が課題を推測できない/しにくい 指定事項※1のいずれかがない。または,指定事項はそろっているが,特定の項目が長い,あるいは短いなど,バランスが悪い 課題と解決策がまったく対応していない,時系列的に沿った整理に留まっているなど,論理的でない。読み手が納得できる理由がない。レポートとしての体裁が整っていない。日記,エッセイ,実験レポート,活動報告書である | 曖昧な表現であるが,読み手は課題(問題点)を推測できる 指定事項※1がすべてそろっており,バランスがとれている。ただし,設定した課題(問題点)とは無関係な記述が交じっている 課題と解決策を対応させる努力の跡は見られるが,対応していないなど,論理的展開に難がある。読み手が納得できる理由を提示しようとしている。部分的に体裁に問題がある。解決策に論拠がなく,アイデアの提示に留まっている。複数の解決策を次々提示しており,一つ一つを掘り下げるような展開になっていない | ある程度,明瞭に課題が表現できており,読み手が誤解する恐れが少ない 指定事項※1がすべてそろっており,バランスがとれている。課題(問題点)にしたがって論理的に展開できている 読み手が納得できる理由を提示できている。解決策は,対象を限定したうえで,論拠を示し,具体的に考えられている。読みやすい文章である。体裁が整っている | 読み手がすぐに課題を把握できる。読み手が誤解なく課題を把握できる 指定事項※1がすべてそろっており,バランスがとれている。課題(問題点)にしたがって論理的に展開できている。 読み手が納得できる理由を提示できている。読みやすい文章である。体裁が十分に整っている。解決策は,対象を限定したうえで,論拠を示し,具体的に考えられており,実現可能性を十分に検討できている | 複雑あるいは抽象的な事象・現象を解きほぐし,はじめての読み手にも伝わる論理的構成や言語表現をしている 指定事項※1がすべてそろっており,バランスがとれている。課題(問題点)にしたがって論理的に展開できている。 自分の考えの背後にある感情やものの見方までも含めて,読み手に的確に伝えることができている 解決策は,対象を限定したうえで,読み手が納得できる理由を示し,具体的に考えられている。実現可能性が非常に高い |
4.世界とつながる能力 | 地域,世代,性別など,自分とは異なる価値観に対して攻撃的,もしくは無関心である。自分の価値観を絶対に正しいと信じており,他者と共生しようという意識が薄い。自分の考えを一方的に主張する態度が強い | 自分とは異なる価値観をもつ者の立場に立とうと想像力を働かせているが,自分の価値観の妥当性は疑っていない | 自分とは異なる価値観をもつ者の立場に立とうと想像力を働かせ,自分の価値観の妥当性を自分なりに検証している | 自分とは異なる価値観をもつ者の立場に立とうと想像力を働かせている。さらに,自分の価値観の妥当性を,信頼性のある論拠にもとづき検証し,必要に応じて,自分の考えや行動を見直している | 自分とは異なる価値観をもつ者の立場に立とうと想像力を働かせているだけでなく,自分の価値観の妥当性を,信頼性のある論拠にもとづき検証し,必要に応じて,自分の考えや行動を見直している。自分とは異なる価値観を受け入れるために,積極的に行動している。また,そのような社会を築くために行動している |
5.未来の課題に取り組む能力※2 | 「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」が漠然とした抱負や志望動機に留まり,具体的な行動に関する記述がない。それまでの記述内容とのつながりがない。「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」が書かれていない | 「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」の記述のなかで,自分の将来像をある程度,考えている。こうなりたいという記述に加え,それを行動に結びつけるような記述があるが,具体性が薄い。それまでの記述内容とのつながりが薄い | 「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」の記述のなかで,自分の将来像を考えている。何のために大学に行くのか,何を学びたいのかを自分なりに考えて,具体的に何をしたいのかを明確にできている。それまでの記述内容とつながっている | 「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」の記述のなかで,自分の将来像を考えている。現在の社会が抱える「未来の問題」を踏まえて,何のために大学に行くのか,何を学びたいのかを自分なりに考えて,具体的に何をしたいのかを明確にできている。それまでの記述内容とつながっている | 「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」の記述のなかで,自分の将来像を考えている。現在の社会が抱える「未来の問題」を踏まえた「未来像」を描いたうえで,何のために大学に行くのか,何を学びたいのかを自分なりに考えて,具体的に何をしたいのかを明確にできている。本文とつながっている |
6.新しい社会を生きる能力※2 | 「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」が漠然とした抱負や志望動機に留まり,具体的な行動に関する記述がない。それまでの記述内容とのつながりがない。「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」が書かれていない | 「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」の記述のなかで,自分の将来像をある程度,考えている。こうなりたいという記述に加え,それを行動に結びつけるような記述があるが,具体性が薄い。それまでの記述内容とのつながりが薄い | 「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」の記述のなかで,自分の将来像を考えている。何のために大学に行くのか,何を学びたいのかを自分なりに考えて,具体的に何をしたいのかを明確にできている。それまでの記述内容とつながっている | 「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」の記述のなかで,自分の将来像を考えている。Society 5.0を踏まえて,何のために大学に行くのか,何を学びたいのかを自分なりに考えて,具体的に何をしたいのかを明確にできている。本文とつながっている | 「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」の記述のなかで,自分の将来像を考えている。Society 5.0を踏まえて,何のために大学に行くのか,何を学びたいのかを自分なりに考えて,具体的に何をしたいのかを明確にできている。異分野をつなげる力と新たな物事にチャレンジするマインドへの強い意識がある。本文とつながっている |
- ※高大接続の観点から、すべての項目について大学生と同じ基準で評価されます(高校生基準ではありません)。
- ※1「指定事項」とはレポートで記述すべき内容を指します。
- 「高校での学び」のレポートでは,①直面・発見した問題とその問題の原因や重要性,②その問題を解決するための取り組み,③取り組みを通した成長,④高校卒業後に学びたいことや取り組みたいことを指します。
- 「大学での学び」のレポートでは,①要約,②受講して気づいた課題(問題)とその理由,③その課題を解決するのに適した方策とその根拠,④高校卒業後に学びたいことや取り組みたいことを指します。
- 詳しい課題内容は,本ポータルサイト内のページもしくは「マイページ」(要ログイン)の「個別プログラム」からご確認ください。
- ※2 5,6の項目については,「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」の記述内容が,5に近いか6に近いかで評価します。