【題名】「あなたが受講した個別プログラム名」をそのまま入力してください
（セミナー名が「〇〇学入門」なら課題タイトルも「〇〇学入門」とする）。

【本文】冒頭で「受講した個別プログラムの要約」を200～300字程度でまとめてください（感想ではありません）。その上で「受講して気づいた課題（問題）とその理由」を挙げ、「その課題（問題）を解決するのに適した方策とその根拠」について、あなたの考えを述べてください｡最終段落では、以上で書いてきたことを踏まえて、「高校卒業後に学びたいことや取り組みたいこと」を記述してください（1,000～1,400字）。

※基準を満たすレポートのポイントは、オンライン教材『「大学での学び」課題レポート：作成方法と評価』で解説しています｡評価基準（ルーブリック）や評価基準（ルーブリック《詳細版》）も必ずあわせて参照し、何を書くことが求められているのか、しっかり確認しましょう。


【プログラム内容】
担当講師：田中　俊之（人間社会研究域歴史言語文化学系）
講義概要：
　今は昔、ヨーロッパを観光する醍醐味の１つは、古い石造りの城壁や城門を備えた都市を訪ねて、中世の面影を残す町並みを巡りながら、自由と自治を謳歌した市民たちの生きざまに思いを馳せつつ、ヨーロッパの歴史や伝統を肌で感じることだったでしょう。中世都市は、人びとが束縛なく生きていくうえでの１つの理想的な歴史空間であったと考えられてきたのです。
　しかし内外の研究者たちがこれまで明らかにしてきた成果は、私たちが思い描くものとはずいぶん異なっているようです。それらをふまえると、あらためて様々な問いを発することができます。中世都市はなぜ自由と自治の空間だと考えられたのでしょうか。また市民とはいったい誰のことだったのでしょうか。
　本講座では、ドイツ中世都市を例に、研究の潮流を紹介しながら、中世の都市、そして中世という時代について考えてみたいと思います。