人間社会学域国際学類　准教授　テーレン・ティモ
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　朝ドラ（テレビ連続小説）は、1961年からNHK（日本放送協会）が制作している、日本のテレビの中でもっとも古い番組の一つであると言われ、世界中でも最も古いかもしれません。毎日15分ほどの放送時間で、半年かかる朝ドラの物語は現代日本における重要なトピックや問題を取り上げています。そのため、例えば、2011年3月の東日本大震災、在日外国人、日本社会の多様化、そして新型コロナウイルスのパンデミックといったテーマも朝ドラで扱われてきました。また、日本だけでなく世界中でも朝ドラは放送されており、アニメや漫画、ビデオゲームと同様に、日本のグローバルなイメージに影響を与えていきました。本講座では、朝ドラの歴史と代表的な番組3つを簡単に紹介し、朝ドラを研究対象として社会、文化、メディア、国際関係における様々な現象や変容について学ぶことができる点を説明します。