詳細

概要
個別プログラム名:
戦争に関する法と犯罪(春季キャンパスビジット模擬講義)

会場:
人間社会第1講義棟

開催日時:
2024/05/19(日) 10:00~12:00

参加費:
無料

募集定員:
0 (残席 0)

資料:
無し

内容
人間社会学域法学類 教授 稲角 光恵
★詳細・申し込みはこちらから↓
https://examination.w3.kanazawa-u.ac.jp/event/opencampus/entry/

 近頃、戦争に巻き込まれて被害を受ける市民の姿をニュース報道で多く目にします。器物損壊罪や傷害罪や殺人罪など、通常生活なら違法な行為が大規模に行われています。そんな暴力行為が行われる「戦争」の状態にも、実は法は適用され、国は戦争中も国際法を守ることが義務づけられています。戦争に関する国際法(武力紛争法や国際人道法と呼ばれます)にはどのようなルールがあるのでしょうか。軍事目標への攻撃を理由として一般市民に損害を与えることも合法とする解釈はどのように導き出されているのでしょうか。国際人道法の重大な違反を行った者は国際刑事裁判所で処罰される可能性があります。国際刑事裁判所はどのような裁判所でしょうか。この講義では戦争に関する法をお話し、法とは何か、法はどのような役割を果たすべきなのかを考えるきっかけとして、大学で学べる法学や政治学に興味を持ってもらえれば幸いです。